ロードバイクメーカーANCHOR RMZの魅力に迫る
自転車競技においては、ライダーのポジションの適切化も重要な要素であるが、それと同時にフレームの剛性のバランスも忘れてはならない重要な要素である。剛性バランスは、ライダーそれぞれのペダリング特性によって最適解が異なる。一般的なフレームは、その最大公約数を拾い上げ、万人に使えるフレームとなって世に送り出される。
だがRMZは違う。ポジションは勿論、剛性のバランスまでもライダーの特性に合わせ、究極のパーソナルマッチングを追求した。各パイプは5㎜毎の調整が可能であり、剛性は7段階から選択。重量級のスプリンターから軽量級のクライマーまで幅広く対応する。
これは古くからあるクロモリフレームを、職人がライダーの体格を踏まえ、一本一本丁寧に溶接してフレームを製造するのに似ている。ブリヂストンサイクルの保有する上尾工場において、熟練工が寸分の違いもなくカーボンフレームを焼き上げる姿は、フレーム職人の正統進化だろう。しかも、剛性バランスを操りながら。
性能についてはプロライダーの折り紙つきだ。
ブリヂストンアンカーサイクリングチームは、外国人選手も複数を抱えるグローバルなチームである。そのため、身長や体重は勿論、手足の長さ、筋肉の質は一人一人でまるで異なる。そんな多種多様なチームにおいてはRMZのパーソナルマッチングは非常に効果的であり、どんなライダーに対しても最適なフレームを提供することができる。更に言えば、コースや自身の体調により味付けの違うフレームを使用することも可能である。
そして、この技術の恩恵はプロライダーだけにとどまらない。ホビーライダーにおいては、ANCHOR独自のフィッティングシステムで最適なフレーム提供を受けることができる。ANCHOR取扱店でも厳選された店舗のみでしか受けることはできないシステムではあるが、専用のフィッティングマシンを用いて、最適なポジションと剛性バランスが提案されるのだ。これはチームが使用する<アンカーラボ>のミニマム版でもあり、他社には真似できないANCHORのコアコンピタンスとも言えるシステムだ。
カーボンフレームで、ジオメトリー、剛性がフルオーダーできるバイクは、世界を見てもそう多くはない。ブリヂストンサイクルの長年培ってきた『歴史ある自転車の設計技術・生産技術』と『最新のカーボン素材技術』を掛け合わせ生まれたRMZ。踏み込んだ瞬間に彼のすごさが伝わるはずだ。
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