ロードバイクメーカーDEROSAの魅力に迫る
かつてイタリアに、12歳にして自転車フレームの製作に携わったウーゴ・デローザという天才少年がいた。
後にDEROSA の創業者となる人物だ。
彼は1953年、18歳の時に独立して工房を立ち上げた。
そこからDEROSAは走り始めた。
立ち上げ以来、ウーゴは独自の哲学のもと、フレーム製造やプロチームのメカニックの担当など、精力的に活躍してきた。
有名なのが、史上最強のレーサーと呼ばれたエディ・メルクスとのエピソードだろう。
彼はプロの現役生活で425勝をあげるという、圧倒的な強さを見せつけたレーサーだ。
メカニックにも極端にうるさかった彼が現役時代の最後に乗っていたのが、DEROSAの自転車だった。
1974年以来、ウーゴはメルクスのために年間50本ものフレームを作った。
メルクスがどんなに厳しい要求をしようとも、ウーゴはそれに応えたという。
このような厚い信頼関係が、メルクスのロードレーサー人生を支えていたと言える。
現在は、ウーゴが名目上はDEROSAのトップであるが、彼の息子によって事業は引き継がれ、途切れることなく新作自転車が発表されている。
DEROSAといえば、ハートマークのついたロゴが象徴的だ。
そのデザインは一流の自転車メーカーにはそぐわず、どことなく愛らしさがあり、女性サイクリストにも人気が高い。
このハートのロゴは、創業者ウーゴの自転車作りに対する「情熱」を表している。
この情熱こそがDEROSAの自転車作りの核といっていいだろう。
DEROSAは、金属フレームの技術とともに発展してきた。
機械による大量生産が進む中でも、DEROSAの金属フレームは1本 1本、ハンドメイドにこだわって作られている。
ウーゴから技術を叩きこまれた職人たちが丁寧に作り上げた自転車は、実際に乗ってみて初めてレベルの高さがわかるだろう。
特に金属フレームの溶接技術は素晴らしく、非常に高い評価を受けている。
カーボンフレームが主流になっても、DEROSAのものづくりは変わらない。
金属フレーム作りで得た知識と技術を、自社の最新モデルに惜しげもなく詰めこんでいる。
代表的なのが、DEROSAの技術の結晶ともいえる「PROTOS」であろう。
ハイエンドなレース仕様のカーボン素材が特徴で、デザインや機能性のどれをとってもトップレベルだ。
レーサーたちの能力を最大限に引き出してくれるモデルといえよう。
その他にも、レースからロングライドまで幅広い目的で乗ることのできる「IDOL」も人気が高い。
美しい外見とは裏腹に、軽量性を実現させ、耐久性に優れたタフなフレームが特徴的。
さらには弾性と振動吸収にも優れており、長い距離でも乗り心地は快適そのものだ。
DEROSAの魅力は、創業してからずっと変わらずにあるウーゴの情熱であろう。
時代が進んで技術が発展しようとも、DEROSAの姿勢はぶれない。
DEROSAに一度乗れば、気に入ってずっと乗り続けてしまう理由もそこにあるのだろう。
DEROSA(デローサ)LINEUP
-
IDOL
AVANT
NeoPRIMATO -
R838
SK
MERAK -
TITANIO
PLANET
Nick -
PROTOS
King XS
Milanino -
NUOVO CLASSICO
CORUM
ロードバイクメーカー デローサの買取実績
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