進化し続けるANCHORの歴史
ANCHORの歴史は、1949年、ブリヂストンタイヤ株式会社より分離独立し、「ブリヂストン自転車株式会社」が創設されたこと始まる。同社は「最高の品質で社会に貢献」を理念とし、「安心・安全・高品質」な実用自転車の生産に注力してきた。
1964年、東京オリンピックの開催によりマイナーなスポーツだった自転車競技が脚光を浴び、その年にブリヂストンサイクル自転車競技部が誕生した。当初より、全日本実業団対抗自転車ロードレース大会など、優勝を含む好成績を収め、同社スポーツ自転車である「ダイヤモンド」の名を大いに高めるとともに、スポーツ自転車の技術を着々と進化し続けた。
1980年代後半から、「パーツ戦争」と呼ばれる部品の開発競争が盛んになり、機材が目まぐるしく進歩していく中、同社は変形フレーム、スチール楕円フレーム、カーボン楕円フレーム等次々に開発する。また、ファニーバイクと呼ばれる前後輪の大きさが違う自転車の登場にも対応し、技術革新を繰り返していった。
1998年、ブリヂストンはついにブリヂストンのスポーツ自転車のトップブランドとして「ANCHOR」を発表した。
ANCHORのコンセプトは、『人と自転車をいかに融合させるか』にある。長年培われてきた定性的な自転車設計技術を、アンカーラボの独自解析技術で定量的に測定し、人と自転車の挙動を分析してきた。
1980年代後半にはNEO-COT<ネオコット>技術を開発し、当時主流だったフレーム素材であるクロモリに、パイプの状態から内圧をかけ、肉厚を調整、形状を変形させ、ライダーの最適な剛性を求めた。
2012年には、ミリ単位でフレームジオメトリーを指定でき、7段階の剛性をオーダーメイドできるカーボンフレームRMZを開発。あらゆるライダーの目的、身体、脚質等に対応する究極のパーソナルマッチングを作り上げる。
また、近年はブリヂストン中央研究所における物理的シミュレーション技術がそれらに加わり、より「走りを数値化」することにより感性を論理に変換させる技術を磨き上げた。
2015年、それらの手法を具体的技術として完成させ、PROFORMAT<プロフォーマット>が誕生。人間がペダルに力を踏み入れたそのエネルギー効率を最大化させるため、フレームにかかるわずかな変化を数値化し、ライダーの感性を数値として吸い上げ、フレーム開発にさらにつなげる解析から設計・開発技術を確立する。
時代とともに進化してきたANCHOR。長年の経験と最新技術が生み出す最高のフレームは今なお進化を続ける。
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