

ロードバイクメーカーCOLNAGOの魅力に迫る
かつて、溶接工と自転車レーサーの<2足の草鞋>を履いた男がいた。
競技中の落車事故で、この男の選手生命が19歳で絶たれたその日、自転車界の歴史は、真実の意味で動き出す。
1954年。メカニックへと転進した男は、自らの<2つの経験>を元に、故郷カンビアーゴ村に工房を立ち上げた。
男の名は、エルネスト・コルナゴ。当時22歳の若者だった。
それから60余年。2015年現在、工房は、コルナゴ社の名で世界中に知られる、イタリアを代表する世界有数の自転車メーカーとなった。
より厳密を期せば、1972年以降に関しては、コルナゴは名実共に、世界一の自転車メーカーとして、実に40年以上に渡って世界の頂点に君臨し続けている。
時代の移ろいの中で、多くの名門自転車メーカーが、創業地から別の地域へと生産拠点を変え、あるいは事実上ブランド名だけが存続し実態的には消滅する中、コルナゴは今も、始まりの場所:カンビアーゴ村のコルナゴ邸内に生産拠点を持つ。
が、コルナゴの真髄は、創業の地の工房で脈々と受け継がれるクラフトマンシップに留まらない。
「すべてはレースを勝つために」 エルネスト・コルナゴ
本田総一郎とも重なる、創業者の<速度>への探求は、レースバイクの素材がクロームモリブデンから、アルミニウムを経て、チタニウム・マグネシウム・カーボンファイバーへと変化していく過渡期においても、コルナゴが時代をリードする、必然としての革新の原動力となった。
悠久の時の流れの中で、クロームモリブデン時代の強豪の多くが、レースシーンの桧舞台から姿を消していったが、いち早く次世代フレームの開発を進めたコルナゴは、1986年にはフェラーリ社とのカーボンファイバーフレームの共同開発をスタート。1989年には、後に「伝説の有機体」と呼ばれたカーボンフレームの傑作C35を世に送り出す。
レースバイクに革命をもたらしたカーボンフレームの傑作機の血統はC40/C50/C60へと受け継がれ、時代はコルナゴが牽引するハイテクカーボンフレームの潮流がメインストリームとなっていた。
多くのメーカーがカーボンフレームの採用を進めるか、業界の盟主コルナゴは再び独自の道を選ぶ。
「ライダーの身体へのフィットを犠牲して、生産効率を重視するモノコック工法を、我がコルナゴ社は、断じて是としない。」
創業以来のコルナゴの信念。すなわちそれは、カーボンラグ工法の継続であり、カーボンフレーム業界を席巻するモノコック工法へのスイッチに対する強烈なアンチテーゼとしてのメッセージだった。
エルネスト・コルナゴ。82歳。
クローバーの社章と共に歩んだ、自転車に掛けた60余年。
最速の名は、今なお、彼と共にある。
COLNAGO(コルナゴ) LINEUP
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AC-R
Biscotti -
C59
CLD TIAGLA
CLX 3.0 -
CX-ZERO
M10 S
MASTER X-LIGHT -
REZZO
STRADA SL
TITANIO -
V1-r
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